先日レッスンをしている時に、あるクライアントさんと、ふと
「ピラティスって背骨を動かす動きが多いですよね・・」「確かに・・」
そんな会話になりました。。
確かにピラティスは背骨を前後左右に動かす動きが多いことに、あらためて気付きました。。
背骨をしっかり動かす事で、背骨周りの筋肉や動かすための筋肉が強化されたりストレッチされたりして、それを継続することでバランスよく発達することを目的としていますが
それ以外の背骨を動かさない他の股関節を動かしたりする動きでも、背骨をしっかり安定させる”等尺性収縮”で背骨周りの筋肉や体幹を形作る筋肉群をしっかり使っています。そうやって背骨を安定することで股関節をしっかり動かすことができて初めて達成されます。
それだけ背骨は体幹の重要な部分で、身体を動かす事の重要な役割があります。
別の話になりますが左肩が大きく前に出る”ねじれ”があるクライアントさんは、パーソナルレッスンの時に気を付けたのは「身体の中心を意識して動く」「体幹をしっかり安定させる」それだけを注意しながら、普通のレッスンをしていただきましたが、ある日気が付くと”ねじれ”がほとんど気付かないほど解消していました。
特別に”ねじれ”を修正するために逆方向にねじったりするような特殊なレッスンでもなく普通の内容です。ただしっかり背骨を動かして、体幹安定を意識してレッスンを続けただけで・・です。
そんな効果をだすピラティスってすごいなとあらためて思いました。
ピラティスが考案されて100年近くになりますが、その動きは当時とほとんど変わらないと言われています。その考案されたたくさんの動きの一つ一つに根拠のある目的があって、それをまんべんなく行う事で、筋力や柔軟性がアップするだけでなくねじれや歪みが解消してバランスのとれた身体ができる。いま世界中で広く利用されている理由も分かりますね ♪
考案者のジョゼフ・ピラティス氏は背骨の年齢が実際の年齢だというほど背骨は大事な部分なのですね^^
写真はピラティスをしている人の背中・・^^
※”等尺性収縮”とは、筋肉が長さを変えないで収縮している状態、例えば今はやりのプランクチャレンジように、見た目は何も変わらないが筋肉は緊張している状態